さびしさと退屈

一人暮らしをするってことは部屋という空間の中に一人でいることだ。ようは孤独な状態だ。

ときどき、何をしたらいいか分からなくなって少しパニックに陥ることがある。

本や映像作品を見る集中力を出す気力もないし、タバコもまずいし、酒を飲むと気分が悪くなるし、別に眠いというわけでもない。

漠然とした不安が襲ってきて、まぁこういうときは天井を見ながらぼーっとしたり、ツイッターのタイムラインを更新し続けたりする。

たまに、人と通話したり配信をして人がくると一瞬ふわっと気が楽になることがあるが、また元の状態に戻ることもしばしば。

こういう状態を寂しい、というのか、退屈、というのか、どっちなのか考えていた。

俺はどちらにせよこの状態が苦手で、というか俺だけではなくて様々な人間がこの感情にうまく対処できずに破滅していっていると思う。

漠然とした空虚感。でも、生きているなあ、という実感はある。生きるのは基本つらいし、つまらないことだ。少なくとも俺にとっては。

楽しい時をモチベーションに頑張れ、いいこともある、という姿勢には疑問を持っていて、苦しい時も何か一筋の光を見出す努力をするような、或いは苦痛をそのまま受け入れることができたら、人間として成熟したということになるのかな、なんて。